カビ毒は、貯蔵穀物等を汚染するカビが産生する物質であり、人や家畜の健康に悪影響を及ぼします。アフラトキシンは天然物質の中で最も発癌性の強い物質です。
アフラトキシンを検査する場合は、総アフラトキシンの検査をお奨めします。
検査項目 | 対象食品例 |
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総アフラトキシン (B1,B2,G1,G2の総和) |
ナッツ・ピスタチオ・落花生類、香辛料、スパイス、乾燥いちじく、なつめやし 等 |
アフラトキシンB1 | |
アフラトキシンB2 | |
アフラトキシンG1 | |
アフラトキシンG2 | |
アフラトキシンM1 | 乳 |
デオキシニバレノール(DON) | 小麦、大麦、とうもろこし 等 |
ニバレノール | |
パツリン | りんごジュース |
※ その他の検査については、ご相談ください。
二枚貝の多くは海水中の微小生物(プランクトン)を食べて成長します。
プランクトンの中には毒を持つものがいて、それを二枚貝が食べるとその毒が体内に蓄積します。これが「貝毒」と呼ばれ、毒が蓄積された二枚貝を人間が食べると食中毒を起こします。
中毒の症状により『麻痺性貝毒』、『下痢性貝毒』に分けられます。
検査項目 | 規制値 |
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麻痺性貝毒 | 4MU (マウスユニット/g) |
下痢性貝毒※ | 0.16mgOA当量 |
※LC-MS/MS法により、下痢性貝毒 オカダ酸群を測定
オカダ酸群:オカダ酸(OA)、ジノフィシストキシン-1(DTX1)及びジノフィシストキシン-2(DTX2)並びにそれらのエステル化合物